719系0番台は、JR東日本東北地域本社(現 東北本部)管内において、普通列車に使用されていた急行形交直流電車の置き換えを目的に全車東急車輛製造にて製造、平成2(1990)年より運用が開始された近郊形の交流電車です。編成は小回りが利く2両単位で、最大4編成8両まで併結出来るシステム構成となっています。令和2(2020)年3月のダイヤ改正で定期運用から離脱するまで、仙台を中心とする東北の各線区で活躍しました。
本製品は、更新後の強化スカート・シングルアームパンタグラフ車をプロトタイプとして、車体側面の帯などに印刷技術を用いて製品化いたしました。
719系700番台は「走るカフェ」をコンセプトとした「フルーティアふくしま」の専用車両で、郡山総合車両センターで平成26(2014)年に0番台のH-27編成より改造されました。平成27(2015)年に実施された“ふくしまデスティネーションキャンペーン”に合わせて、同年4月25日より運転を開始しました。
車体や内装は明治・大正時代の西洋モダンをイメージしたデザインに改造され、クシ718には人工大理石を使用したカフェカウンターを設置、クモハ719には4人掛・2人掛のボックスシートと1人掛のシートを配置してくつろぎの空間を演出しています。
磐越西線・東北本線を中心とする線区で8年半に亘り活躍しましたが、車両の老朽化に伴い、令和5(2023)年12月24日をもって運行を終了しています。
※各先頭車にカスタムカプラーを取り付けた特製品です。様々な連結をお楽しみいただけます。
商品仕様
製品名: | 719系0番台 標準色+磐越西色 強化スカート+719系700番台 フルーティアふくしま 6両セット(カスタムカプラー付) |
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型番: | 1-719-04 |
メーカー: | カツミ直営店限定品 |
製造年: | 2024年 |
車体はエッチング・プレス製、前面はロストワックス製です。台車はDT32・TR69を使用、パンタグラフはモデルスイモン製のPS101(グレー)、キャブインテリア・客室内インテリアを装備、室内灯はチップ型白色LED仕様、前照灯・尾灯・前面行先方向幕もLED仕様です。動力は、クモハ719にキャノンEN22一般モーターとACEギアシステム(2600PB-軸距26.0㎜ φ10.5プレート黒メッキ車輪)を搭載しています。700番台は、車体側面の帯や車体標記などは印刷技術を用いて表現しました。
[付属品]
ナンバー他 インレタです。図を参考にお好みの番号、各種標記を転写してください。
前面・側面方向幕 添付品はお好みでご利用ください。
前面ホロ枠・ホロ座 図を参考に少量のゴム系接着剤で貼付してください。(クモハ719のみ)
乗務員ドア下ステップ 床下にネジ(1.4×2.5)止めします。
ワイパー よく切れるニッパ等で切り離し、図を参考に少量のゴム系接着剤で貼付してください。
ACEカプラーⅡ 製品の先頭部にはダミーカプラーが装着済ですが、同形式同士での連結の際に使用します。
[ライトについて]
両先頭車の妻板側床下に、前照灯・尾灯をOFFにするスイッチが付いています。適宜ご利用ください。