591系は、昭和45(1970)年に国鉄が試作した高速運転試験用の交直両用電車です。低重心化と軽量化のために車体をアルミニウム合金製とした3車体4台車の連接構造です。登場当初は仙台運転所に配置され東北本線で試験を繰り返しましたが、翌年にはボギー構造の2両編成に改造され各地を転々としたのちに、長野運転所に転属して信越本線で試験を続けました。その結果、昭和48(1973)年に日本初の振り子式特急形電車である381系の実用化に貢献しました。
今回は、2両固定編成化改造前の3車体4台車[Mc1-M2-Mc3]の連接車時代をプロトタイプとして製作しました。両端で異なる前頭部形状や、独特な構造のパンタグラフなど短編成ながら模型的魅力が凝縮された製品です。
商品仕様
製品名: | 国鉄591系 クモハ591形3車体4台車連接車セット |
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型番: | 1-591-01 |
メーカー: | カツミ |
製造年: | 2022年 |
車体はエッチング・プレス製、前面はロストワックス製で、台車はDT95・DT96を新規製作し、共にロストワックス製です。パンタグラフはPT48軽量(銀)、キャブインテリア・客室内インテリアを装備、室内灯はチップ型白色LED仕様、前照灯・尾灯・ヘッドサインもLED仕様です。動力は、Mc3形式にキャノンEN22一般モーターとACEギアシステム(2600PB-軸距26.0㎜ φ10.5プレート車輪黒メッキ仕様)を搭載しています。
[付属品]
インレタ(ナンバー・表記類 ※ATS表記のみ赤インレタ、他は銀の金属インレタとなります。)、ヘッドマーク、側面方向幕、ワイパー