東急300系は下高井戸-三軒茶屋を結ぶ世田谷線に平成11(1999)年7月に登場した連接車です。
車体をセミステンレス製にして軽量化、省エネ化を進め、IGBT-VVVFインバータの採用による低騒音化を図る「環境への配慮」、クーラーや車椅子スペースの設置による「お客様へのやさしい空間」、乗務員室の拡大、乗降口モニタカメラ設置など「乗務員の居住性・操作性向上」など「やさしい空間」作りを設計コンセプトにした新しい路面電車です。
足回りには更新改造された後に廃車となった70形・80形の台車を利用しています。現在も10編成が活躍中です。
本製品は、令和元(2019)年5月に東急世田谷線開業50周年を迎えたことを記念し、同年5月12日より再度復活した「幸せの招き猫電車」を模型化したものです。
東急世田谷線は、玉川電気鉄道の支線であった下高井戸線が前身で、昭和44(1969)年5月10日をもって、東急玉川線(旧玉川電気鉄道玉川線)の渋谷~玉川(二子玉川園)駅間などが廃止されると同時に独立する形で改称されました。
前回の「玉電110周年記念」の時と同様に、308編成に招き猫発祥の地ともいわれている「豪徳寺」の招き猫のデザインを車体にラッピングし、さらに内装には招き猫型の吊り手や、床面にねこの足跡を施し、「見て、乗って楽しめる」デザインとなっていますが、今回は車体前面上に猫の耳が描かれているのが特徴です。
商品仕様
製品名: | 東急300系 世田谷線50周年記念仕様 幸福の招き猫電車 |
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型番: | 1-300-77 |
メーカー: | ゆう(製造元:カツミ) |
製造年: | 2021年 |
308-A(P)+308-B(P・M)の2両編成セット。
最小通過曲線半径は490Rですが、出来るだけ大きめの曲線での運転をお薦めします。
<製品仕様>
車体:エッチングプレス+前面ロストワックス
動力:キヤノンLN15片軸+MPギア(WB20.0㎜ φ8.0プレート車輪)
パンタグラフ:PT7117A
台車:TS332
室内灯:白色チップLED仕様
ヘッドライト・テールライト:LED仕様(白色・赤色)
<添付品>
ワイパー