EF80は、昭和34(1959)年に試作機として開発されたED46(のちのED92)を基にして量産された交直流電気機関車で、昭和37(1962)年から昭和42(1967)年にかけて63両が製造されました。機器類の多い交直流電気機関車の重量増に対応するために、1台車1モーター方式を採用して軸重の軽減を図っています。常磐線の寝台特急「ゆうづる」や急行「十和田」など各種の客車列車・貨物列車の牽引で水戸鉄道管理局管内を中心に活躍しましたが、1980年代から順次後継機のEF81に置き換えられて、昭和61(1986)年までに全機が廃車されました。
本製品は、埋込式のヘッドライトが特徴の1次型(1~50号機)の中から、前面窓上にヒサシを増設し、運転室側窓が2次型と同様に改造された20系客車牽引用の1~12号機をプロトタイプとしています。
今回は、別売パーツ無しのトータルキットとなります。※写真は、組立サンプルです。
商品仕様
製品名: | EF80 1次型 ヒサシ付 トータルキット |
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型番: | 1-080-07 |
メーカー: | カツミ |
製造年: | 2023年 |
製品は、エッチング製車体にロストワックス製の前面を組み合わせた構成です。運転席部分にはホワイトメタル(ソフトメタル)製のキャブインテリアを設置、ヘッド及びテールライトはLED仕様でON-OFFスイッチは床下に設けています。パンタグラフはモデルスイモン製PS19を搭載、駆動方式は特注のMPギアシステム(φ14ボックス動輪付・軸距27.5㎜)にキャノンEN22一般モーターの組み合わせで、スムースで強力な走行性能をお楽しみいただけます。新規製作した台車(DT127・128)はダイカスト製で軸受メタルを入れ、走行抵抗を軽減しています。連結器は、ケーディーカプラー№5を装着済です。